空気抵抗とクロスバイク
クロスバイクのGIOS MISTRALを購入後、毎週末のように近隣の河川敷のサイクルロードを20〜40キロほど走るようになった。
楽しかった。
サイクルコンピュータをつけてからより、楽しさは増した。
最高速チャレンジなども行い、平坦道の無風状態で54キロ。
追い風なら35キロ以上での巡行など、
ロードバイクを余裕で抜くような場面もあった。
でも1年ほど経ったある時、平坦道を巡航時に気付いた。
なんかしんどい。。。
クロスバイクはどうしても上体が起きがち。空気抵抗の影響を受けやすい。
向かい風だと極端にペースは落ち、平坦路で20キロをキープするのが難しいような場面もあった。
一方、同じ力で踏んでも、上体伏せるだけで、空気抵抗は減り2〜3キロはペースアップできた。
だた、クロスバイク(フラットバーハンドル)ではポジショニングの自由度はほぼなく、上体を伏せると無理な姿勢になり、長時間維持できない。
そこで・・・
GIOS MISTRALのロードバイク化の検討
ググると似たようなことを考えた人はいて、あまり有効な手段とは言えないことが見えてくる。
(調べた段階ではあまりちゃんと理解できてなかったけど)そもそもロードバイクと、クロスバイクではコンポーネントが全く異なっていて、クロスバイクをロードバイク化するのには、フレームとホイール、タイヤ以外を総取っ替えしないといけなくなり、MISTRALがもう一台買えてしまうくらいの出費になる。。。
※コンポーネントとはシフターやギヤ、ディレイラーをはじめとした変速、駆動系全般の部品を指す。
※クロスバイクはマウンテンバイク用のコンポーネントが使われていることが多く、MISTRALも例にもれず。
以下がMISTRALの主なスペック
MISTRALのコンポーネント
クランク SHIMANO FC-M171 48/38/28T 170mm
フロントディレーラー SHIMANO FD-M190
リアディレーラー SHIMANO RD-M310
MTB系コンポ シマノALTUS 3×8の24速
GIOS MISTRALではフロント3段、リア8段となる。一方、ロードバイクの一般的なのは、フロント2段、リア11段または10段。
もしMISTRALのロードバイク化を強行するなら少なくとも、下記くらいは交換が必要となリ、元のパーツから流用出来るモノはほぼない。
・ドロップハンドル
・ハンドルバーテープ
・STIレバー(シフトとブレーキが一体化したレバー)
・フロントクランク・ギア
・フロントディレーラー
・リアディレーラー
・リアギア
・チェーン
・ブレーキワイヤー
・シフトワイヤー
フレームとタイヤ、ホイール、サドル以外は総取っ替えといった感じ。
さらに、
ブレーキもMISTRALデフォルトのVブレーキをロードバイク用のSTIレバーで操作出来るかは微妙。。。(引きしろが違うので、十分な制動力を得ることができなかったり、そもそも引ききれない可能性もある。この辺は試してないので実際のところはわからない。)
そしてロードバイク用のキャリパーブレーキへは換装自体が難しい。
それは、フロントフォークとタイヤのクリアランスが、MISTRAL(クロスバイク)とロードバイクでは違うためで、一般的なロードバイク用キャリパーブレーキのアーチ長では、ホイールのリムまで届かない。
これも実際にところ、MISTRALでは試してないのでわからないけど、2号機として購入したGIOS NATUREのブレーキ交換で触れています。
※GIOS NATUREのロードバイク化
アーチ長の長いキャリパーブレーキもあるようだけど、いわゆるメジャーな商品ラインナップから外れたものになる。
それなりの出費と手間暇かけて中途半端なものができてしまうことになるので、そんなことをするくらいなら安いロードバイクを買ったほうがまだましという結果になる。
また、そこまでこだわるほどMISTRALのフレームに優位性はない。。。
ということで、MISTRALのロードバイク化は無意味。
空気抵抗を減らすためには前傾姿勢を深める必要があるので、ハンドルのブルホーン化も検討したけど、シフト、ブレーキ操作に難が出そうだったので、これも却下。
ということで、乗り換えを検討し始める。