カンチブレーキからVブレーキへの換装

前傾度合の強いドロップハンドルのポジションに不慣れということもあり、とっさの時に効きの悪いカンチブレーキではヒヤっとする場面もあった。

そこでブレーキのアップデートを考えて、調査開始。
まず、一般的なロードバイク用のブレーキは、GIOS NATUREのフレームには装着できないことが分かった。
シクロクロスであるGIOS NATUREのフロントフォークのタイヤとのクリアランスが一般的なロードバイクよりも大きいい。いわゆる、ロードバイク用のキャリパーブレーキを装着するような穴自体はフォークに空いてるものの、一般的なキャリパーブレーキではホイールのリムまで届かない。
ロングアーチのキャリパーブレーキもあるようだが、一般的な製品ラインからは外れたものとなる。

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そこでクロスバイクや、MTGで一般的なVブレーキへの換装を考え始める。
フレーム的には、Vブレーキは設置可能。
フロントフォーク(リヤも同様)にブレーキ取り付け用の台座があり、カンチブレーキとVブレーキは共通。

ただ、ロードバイク用のSTIレバー(シフトとブレーキ操作ができるレバー)ではVブレーキを引くには引きしろが不十分という情報もあった。
また一方で、設定はシビアになるもののロードバイク用のSTIレバーでもVブレーキをが操作可能という情報もあった。
ただ、ブレーキのサイズが結構重要なようで、コンパクトVブレーキと言われる小さなサイズのものなら調整可能ということだった。
※シマノの自転車用のコンポーネントは大きくいうと5段階に分かれてて、上位のものから順に下記のようになっている。

  • Dura Ace
  • Ultegra
  • 105
  • Tiagra
  • Sora

購入したのは下記万が一使えなかったら困るので、一番安いSORAスペックの物を選択。

  • SHIMANO BR-R353 フロント BR-R353 ブラック
  • SHIMANO BR-R353 リア BR-R353 ブラック

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部品が届くと換装を開始。
確かに調整は若干シビアで、普通に組み付けると、ブレーキを握ってもスカスカで制動力を発揮する状態まで引くことができない。そこでブレーキシューをリムに近づけた状態まで手で握りながらブレーキワイヤーを固定。隙間は2〜3mm。するとロードバイクのSTIレバー(ブレーキ)でもブレーキが効く状態で、握れるようになった。

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しかも効きは強力。

Vブレーキはとにかく効きが強力で、これまでのカンチブレーキの癖で強く握ると簡単にロックするほど、十分すぎる制動力を得ることができた。
SORAスペックのパーツで性能を少々心配していたものの、全く問題なし。
ただ、上位スペックのパーツではタッチフィーリングなどがもっと良くなるのだと思われる。

パーツを交換後は、これまで不安でスピードを上げることができなかった下りでも積極的に攻めることができるようになった。